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Ethernet Backhaulを有効にするのは大変だった話

2024 9/02
設備の話
2024年8月31日2024年9月2日

iPhone16の発売を控え、宅内Wi-FiをWi-Fi7にアップグレードすべく、TP-Linkの本格メッシュWi-Fi機器を導入したのですが端末同士のEthernet Backhaulがうまくいかずユニット間の通信がWi-Fi経由になってしまいます。
メインとサテライト間の通信を高速、安定化させるためにもEthernet Backhaul機能を有効にしたいと思います。
既存ルータがあるので、ルータ機能は旧機器に任せてDecoをブリッジモードにしてしまえばEthernet Backhaulの問題は発生しないのですが、Wi-Fiルータモードで利用できる機能を使ってみたいのでルータモードで構築してみました。
結果的にSoftbank光ルータよりも通信速度があまり出ないのと、機能が有料だった点、光回線の近くにDecoを置くと子供部屋の電波強度が下がる点を踏まえてブリッジモードで妥協しました。

スクロールできます
ルータモードブリッジモード
Wi-Fi設定  
IoTネットワーク  
WPS  
インターネット接続タイプ  
QoS
帯域利用に優先順位を設定する機能
  
ネットワークの最適化
周波数帯の調整
  
VPN  
セキュリティー 
一部有料
 
保護者による制限 
一部有料
 
スタティックルーティング  
IPTV/VLAN  
MACクローン  
DDNS  
LAN IP  
DHCPサーバー 
開始~終了IP指定可能
デフォルトゲートウェイ、DNS指定可能
 
上位DHCPを優先利用
存在しない場合自機で振出しするがIP範囲は指定できず
アドレス予約  
USB共有  
高速ローミング  
ビームフォーミング  
NAT転送  
接続通知  
LEDコントロール  
システム  
動作モードによる利用可能な機能の違い
目次

経路上の機器が対応しているかチェック

利用している機器がIEEE1905.1に対応しているか仕様を確認しても記載が無かったので、混乱を避けるため、先に機器のチェックをしてしまいます。チェックの方法としてはDeco BE65の間に利用する機器を挟む形で接続し、Ethernet Backhaulが有効になるかをチェックしました。利用しているHUBで未対応のものは無い事がわかりました。特に気にしなくてもIEEE1905.1プロトコルは疎通する様です。

接続経路Ethernet Backhaul
直接接続OK
I-O DATA ETG-ESH08K2(1G スイッチングHUB)OK
Panasonic WTJ8501801(1G スイッチングHUB)OK
Logitec LAN-GSW05/PHB (1G スイッチングHUB)OK
ELECOM EHC-Q05MA-HJB (2.5G スイッチングHUB)OK
機器のIEEE1905.1対応状況

Ethernet Backhaulを有効にするには接続方法に制約がある

当初、Softbankの光ルータを利用したまま HUBにDecoを2台差せば動くかと思っていたのですが、この場合はユニット間の通信がWireless Backhaulになってしまいます。パススルーしているとはいえ二重ルータになるので普通はしないでしょうけれども・・・。
電波強度の関係から、メインを子供部屋に設置し、サテライトを1階に設置しようと考えると、NTTのルータからは物理的に離れた位置に設置する事になります。子供部屋への有線LANが2本あれば問題は起きないのですが、設置予定のTV裏へは現状LANケーブル1本しか埋設していないためネットワークの上位に配置する事ができません。

結局、※メインのユニットはHUB等の上位に設置しないとEthernet Backhaul有効化できないという制約から、Softbank光ルータには引退してもらい、DecoをNTTのルータと直接接続する事にし、無事にEthernet Backhaulが有効化されました・・・が、しかし、IPv6を有効化しているのにSoftbank光ルータよりも100~200Mbps程度低い通信速度になってしまう上に、子供部屋のWi-Fi電波強度の向上という当初の目的が達成できなくなってしまいましたが、とりあえずEthernet backhaulにするためにはどうしたら良いのかを調べるためにこのまま調査を進めてみます。

※公式QA:Deco間をLANケーブルで繋いで利用できますか?(Ethernet Backhaul)

解決するにはLANケーブルの増設しかなさそう

子供部屋に1ユニットを置くため、試しに両ユニットをスイッチングHUBに差すスター型を構築してみましたが、やはりEthernet Backhaulは無効になってしまいました。

子供部屋の電波強度を上げるには、子供部屋か部屋に近い位置にDecoを設置する必要があります。子供部屋に設置する方向で考えた場合、子供部屋へ行くLANケーブルと、戻りのLANケーブル(下図の赤線)を分けないとユニットを上位に配置した事になりません。各部屋にはマルチメディアポートからPF管を先行配管してあるので埋設自体は可能なのですけれども、子供部屋TV裏のコンセントパネルに空きが無いので穴からLANケーブルが2本出ている状況になります。微妙ですよね・・・。
とりあえず、メッシュWi-Fiに切り替えた事でローミング性能は格段に良くなっているため、電波強度を再確認してからLANケーブルを増やすか検討する事にしました。

電波強度再測の結果

Decoに変えた事で、1階と2階の移動時にローミングしてくれるのはとても良いのですが、子供部屋の電波強度が低く234~468Mbpsになってしいました。
Decoに変更する前よりは強度は上がっているとはいえ電波強度を上げて、かつ高速ローミングのためにメッシュWi-Fiを導入したので費用対効果が薄いですよね。

やっぱりDecoはブリッジモードで使います

という事で、子供部屋にLANを追加する前に色々試行錯誤した結果Deco BE65はブリッジモードで利用する事にしました。ルータモードで利用できる全機能を使うには課金しないとダメで、月額課金するほどの機能でも無かったので機能的にはブリッジでも良くなってしまいました。また、別記事で詳しく記載しますが、UNIポートから直接Decoに接続してIPv6を有効化しても、通信速度が350~500Mbps程度でした。IPv4のままだと最大200Mbpsでした。Softbankの光ルータを利用した場合は400~600Mbps程度でしたので光ルータの方が若干早かったです。NTTのルータでもIPv6を有効にすればある程度速度は出ましたが最大で500Mbps行かないくらいでしたので、Decoをルータにする理由が無くなってしまいました。外出先からVPN接続したい場合はVPN機能が使えるので悩ましかったのですが、そもそも仕事に必要なデータはOneDriveにあるので外から自宅のサーバやNASに繋ぐ事は無いと考えました。

2階用のDecoを子供部屋のTV裏に持っていきLANに接続し、アプリからブリッジモードに変更して再起動をするとスグに繋がりました。当然ですが1階用のDecoともEthernet Backhaulで接続されています。
まぁ色々と勉強になったので良かったですけれども・・・。

Decoを子供部屋に移動して電波強度を再測定

Decoを子供部屋に移動して電波強度を調査した結果になります。
2階の部屋で利用する分には問題無い程度になりました。通信速度は526Mbps~866.5Mbps出ていて満足です。

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